PS 1000pieces☆101踏みしだかれて なにごともなく 散るにまかせ 折れるにまかせ 隔靴に触れて 落花の優をみる 「花のみな 散りてののちぞ 山里の はらはぬ庭は 見るべかりける」 【B101 大天使 ジョフィエル】 ☆102 花の季節を待ちわびた こぞの模様を思いやる 散りぬればこその 色なれど とわねばならぬ この春の時 「ふるさとは 花こそいとど しのばるれ 散りぬるのちは とふ人もなし」 【B102 大天使 サミエル】 ☆103 吹く風を 憂えるほどの のどけさよ こぞの心地が いま いとおしき 「吹く風を なこその関と 思へども 道もせに散る 山ざくらかな」 【B103 大天使ハニエル】 ☆105 さかえきたりて おわりあり ひかりみつれど さびしかり はなひらきても ちりつみて たちすくむもの ひとりあり 「鏡山 ひかりは花の みせければ ちりつみてこそ さびしかりけれ」 【大天使 アズラエル】 ☆106 こころ漂い 幾たびも 寄せられ 還されて ゆきつきし 春のみさき そのかぐわしさ いぶせき身をも はや わすれさせ 「心なき 我が身なれども 津の国の 難波の春に たへずもあるかな」 【B106 大天使 ラツィエル】 ☆108 草のしとねに 身をおく我に 青き香を 聞き分けて まず触れし花を 持てかえり 白き手にのせて 「こよひ寝て 摘みて帰らん すみれ咲く 小野の芝生は 露しげくとも」 【大天使 ジェレミエル】 ☆641 ひとにも ものにも 日々恋して暮らしつ 人に紛れててひとり 日々戯れて暮らしつ ひめなれてのこの生 おわりくるときには 「難波江の 藻にうづもるる 玉かしは あらはれてだに 人を恋ひばや」 【B41 叡智のボトル/黄金郷】 ☆642 香ばしき紙に 黒き文字はしらせ こころ躍らせるごとく 明滅の地平に 彩な手跡のみはやらせ こころ向けても それ 恋は恋 「まだ知らぬ 人をはじめて 恋ふるかな 思ふ心よ 道しるべせよ」 【B42 収穫】 ☆643 あなたの心がわからないなんて 言ってみるのは虚しいけれど あなたの心を見せようだなんて 聴いているのも空しいけれど すでにないから見えないのだもの 「わりなしや 思ふ心の 色ならば これぞそれとも 見せましものを」 【B43 クリエイティビティ】 ☆136 花の名残も 夜雨にさらわれ 水含む枝は はや優をわすれ 夏の勢を眺めやるのは たしか春にいたわたし 「なつごろも 花のたもとに ぬぎかへて 春のかたみも とまらざりけり」 【B36 チャリティ】 ☆167 待つなど 造作もないことと きやすく 始めてみてみれば 何とまあ 心ならず時は過ぎ 夜になき 空に散り地に降る 声などきかず また過ぎる時 「心をぞ つくしはてつる ほととぎす ほのめく宵の むら雨の空」 【B67 神聖なる愛/小さきことの中の愛】 ☆138 まちを追われ 身横たえる地に なつかしき香 なじみの色みて ひと時の宿り 一夢むすぶ腕に あてなき草の あとをうつして 「宮こ人 引きなつくしそ あやめ草 かりねのとこの 枕ばかりは」 【B68 ガブリエル】 ☆171 とわに匂う 果実のなかに はかなき薫 閉じ込めて君 そはいつか あの芳しき 花の色かたち 憶えぬなら 「ただならぬ 花たちばなの にほひかな よそふる袖は たれとなけれど」*171 【B71 エッセネボトルII /蓮の花の中の宝石 】 ☆177 寂しい?などと 誰が訊ねるというの 一人いてなにも 咎められぬ雨の日に 喜びこそあれど 誰が侘しいというの 一人いて彼方の 万友と語らえる世に 「さみだれに 思ひこそやれ いにしへの 草の庵の 夜半のさびしさ」 【B77 カップ】 ☆500 右腕に 波音聴きつ 額上は 月を受けて 恋知らぬと 約せし人も 今は仮寝の 夢を結ぶか 「あたら夜を 伊勢の浜荻 折りしきて 妹恋しらに 見つる月かな」 【B50 エルモリア】 ☆501 嵐よぶおと すがるおと 月待つなどは 無駄なこと 波のこえを うちききて 幸い待つなど 無駄なこと 「波のうゑに 有明の月を 見ましやは 須磨の関屋に やどらざりせば」 【B01 フィジカルレスキュー】 ☆503 たゆたう舟を 抱える千尋の かみ梳く我を 捉える惑いの 胸つくほどに 片割れを追い 鳴きむせびて この身もまた 「水のうゑに うき寝をしてぞ 思ひ知る かかれば鴛(をし)も 鳴くにぞありける」 【B03 アトランティアン/ハートボトル 】 ☆504 こころの調べを 目で奏で 知ってはいても 涙する 幾尋も海を 越えるとき 知ってはいても たたら踏む などか声する などか笑みする 「思ふ事 なくてぞ見まし 与謝の海の 天の橋立 みやこなりせば」 【B04 サンボトル/サンライト】 ☆208 冬のけしきに にぶく咲く あつき陽の花 とじこめて とわ求めれば 永久に咲く あおき陽の花 解きはなて 「春秋も のちのかたみは なきものを 氷室ぞ冬の なごりなりける」 【B08 アヌビス】 ☆206 ときの花 時運あわせて咲くのには ときの声 逃さずききてともに舞い 「見るがなを この世のものと おぼえぬは からなでしこの 花にぞありける」 【B06 エナジーボトル】 ☆209 ふれてもないのに あつさ漂い まどいもないのに ちから臨み みればひとよに みればひとよに 「あたりさへ 涼しかりけり 氷室山 まかせし水の こほるのみかは」 【B09 クリスタルの洞窟 /ハートの中のハート 】 ☆210 なつの声は どこできくの 冷たき滴を 四肢に受けて あきの声は いつ始まるの 灼熱の気配 さめぬ夕べに 「山かげや 岩もる清水の をとさえて 夏のほかなる ひぐらしの声」 【B10 ゴーハグアツリー (行って木を抱きなさい)】 ☆211 ひとつふたつ いのりの数を 珠にして みっつよっつ あゆみの音を 糧にして 「夕されば 玉ゐるかずも 見えねども 関の小川の をとぞすずしき」 【B11 エッセネボトルI /花の鎖 】 ☆1202 ここにて何をするかを決めながら いまだ漂いふらつき気づかぬ風で こんどは何になるかを知りながら そしらぬ顔で廻りまわりて元通り 憂きも苦きも愉しきに見せる螺旋 「ここに消え かしこに結ぶ 水のあはの 憂き世に廻る 身にこそありけれ」 【B02 ピースボトル】 ☆1203 知っているのに なぜまだここにいるのだろう 分っているのに なぜまた戻ってくるのだろう 毎夜ねむりにつき 身をよじり そしてまた 今日の遊びを考えて 「定め成き 身は浮雲に よそへつつ はてはそれにぞ 成り果てぬべき」 【B03 アトランティアン /ハートボトル】 ☆1204 あなたはわたし 疎めばみち失い あなたこそわたし 避ければ光りなき 「世の中は 皆仏なり をしなべて いづれの物と 分くぞはかなき」*1204 【B04 サンボトル/サンライト 】 ☆1205 五色にそめわけたごと おなじかたちや声ききつ 隣座しつつ見得ぬごと こたえ持つ手を前にして 「おほぞらの 雨はわきても そそがねど うるふ草木は をのが品々」 【B05 サンライズ /サンセット】 ☆1206 今いまここで うけたいの 次あうことは もうないから 戻らないかも しれないの 次にすすんで みえないから 「求めても かかる蓮の 露をおきて 憂き世に又は 帰るものかは」 【B06 エナジーボトル】 ☆258 陽に地に風に もまれたゆたう ちいさき舟に つめられし人は もの皆ひとつ 皆ものひとつと 繰り返しまた 立ちあがりまた 「野分する 野辺のけしきを 見る時は 心なき人 あらじとぞ思ふ」*258 【B58 オリオン&アンジェリカ】 ☆226 青きそらには 地の色は 映ってはいるのだろうか 香るかぜには かの声は 溶け入っているだろうか 目に染み肌にまとわせる 佳き朝の踏みしめたもの 「秋きぬと 聞きつるからに わが宿の 萩の葉風の ふきかはるらん」 【B26 ハンプティダンプティ /エーテルレスキュー/ショックボトル】 ☆227 あしもとに 残るつめたさ 目には紅く 秋がおとずれ かわらぬと 唱え嘆きつつ 一つ二つと 進み行くあし 「浅茅生の 露けくもあるか 秋きぬと 目にはさやかに 見えけるものを」 【B27 ロビンフット】 ☆228 目に映らぬもののたしかさを あざやかに知るここに生まれ 手に触らぬもののやさしさを そのままに置くここに生まれ 「秋のくる けしきの森の した風に たちそふ物は あはれなりけり」 【B28 メイドマリアン】 ☆229 ひきこもり さして動かぬ身にも ひかりの色 やわらかくとどいて まつばかり さして努めぬ身さえ まぶしき色 胸ひらき受けとめて 「八重葎 さしこもりにし 蓬生に いかでか秋の わけてきつらむ」 【B29 起きて進め】 ☆230 もう驚くことなど 何もありはしない 準備万端 いつでもここから出発OK どこへ石を置いても そこがいしずえ 「秋はきぬ 年もなかばに すぎぬとや 荻ふく風の おどろかすらむ」 【B30 地上に天国をもたらす】 ☆644 なみだなんぞに だまされはせぬと 知っているのに なぜ心うごくのか 微笑みなんぞに 惑わされはせぬと 誓っているのに なぜ面ゆるむのか 「思ふより いつしかぬるる たもとかな 涙ぞ恋の しるべなりける」*644 【B44 守護天使】 ☆646 いずれ手放す ものと知りつつ 色に出ぬよう まもるのは何故 まだ幾百万遍も 来ねばならぬ ひとを恋う ちから失うよりは ひとを思う こころ失うよりは 【B46 放浪者】 ☆647 名はいらぬ そが誰でも めにうつる それが答え 形もいらぬ もはや今は めにのこる それが御身 「ひとめ見し 人はたれとも 白雲の うはの空なる 恋もするかな」 【B47 オールドソウル(古い魂)】 ☆648 いつしかたまる 恋のあかし かぞえて初めて 自らを知る かくすものなど ないけれど きれぎれに纏う 恋のあかし 「包めども 涙に袖の あらはれて 恋すと人に 知られぬるかな」 【B48 癒しの翼】 ☆649 いいなと思ふこころ つつんで掌にのせて あけてみよかよそか みるまにきえるから 「包めども たえぬ思ひに なりぬれば 問はず語りの せまほしきかな」 【B49 ニューメッセンジャー】 ☆650 この増殖した私を どうたためというの あちらをぱたりし またぱたりし続けて とっときのものも どうでもいいものも まぎれてうもれて また次がひろがるの 「おほかたの 恋する人に 聞きなれて 世のつねのとや 君思ふらん」 【B50 エルモリア】 ☆651 言わねば消えてしまう そんな程度の思いなら 言おか言おまいか迷う 余地ある程の思いなら 「思へども いはでの山に 年をへて 朽ちやはてなむ 谷のむもれ木」 【B51 クツミ】 ☆652 耳にするあなたのほうが 私にはかえってリアルで 目にしたあなたのほうが 悲しくも修正しが必要で 「高砂の 尾上の松に ふく風の 音にのみやは 聞きわたるべき」 【B52 レディナダ】 ☆653 あたりもせずに くだけるものか そのこころ みがきもせずに あらわるものか かのかたち 「荒磯の 岩にくだくる 浪なれや つれなき人に かくる心は」 【B53 ヒラリオン】 ☆654 いつのまにか かんがえてる しらぬうちに かきとめてる こころむく道 ながれゆく先 「岩間ゆく 山のした水 堰きわびて もらす心の ほどを知らなむ」 【B54 セラピスベイ】 ☆655 みなもにえがく みなわのごとく うかびてはしり きしべをさわり しのぶるくさに はなさかさんか 「水隠り(みごもり)に いはで古屋の 忍草 しのぶとだにも しらせてし哉」 【B55 キリスト】 ☆656 春まつなんていうのは 種まいてからにしてよ 枯れたなんていうのは 根をみてからにしてよ 「思ふ事 岩間にまきし 松の種 千世と契らむ いまは根ざせよ」 【B56 サンジェルマン】 ☆57 なれし島まもり あたらしき風音 しろうともせず わかき時わすれ あらたなる胎動 みようともせず 「おぼつかな うるまの島の 人なれや わが言の葉を 知らぬがほなる」 【B57 パラスアテナ&アイオロス】 ☆658 とじた袖ぐちに ひめた恋のあと ひえた雨おとに とかす熱のあと 「人知れず もの思ふころの 袖みれば 雨も涙も わかれざりけり」 」 【B58 オリオン&アンジェリカ】 ☆659 うきなとしても たつうちがはな うきななくとも みればさくはな 「立ちしより 晴れずもものを 思ふ哉 無き名や野辺の 霞なるらん」 【B59 レディポルシャ】 ☆660 言わぬままで 大事にしていたいのに 思わぬすきに 伝わってしまったから もう遊べなくなった すきに遊んでいられなくなった 「歎きあまり しらせそめつる 事の葉も 思ふばかりは いはれざれけり」 【B60 ラオツー&クアンイン(老子と観音)】 ☆661 ずっとかくしておいたなら いつか忘れてしまうでしょ しられぬことがだいじなら いつか消えてしまうでしょ そっとめくった昔の日々に かすかな香り覚えるのみの 「人知れぬ 木の葉の下の むもれ水 思ふ心を かき流さばや」 【B61 サナトクマラ&レディーヴィーナスクマラ 】 ☆662 わけもなく そのすがた さがしてしまっていたなら しらぬまに そのかたち ふれたくなってしまったら 「恋しとも いはぬに濡るる 袂かな 心を知るは 涙なりけり」 【B62 マハコハン】 ジャンル別一覧
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